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2020年10月12日

血圧降下剤、特にアンジンテンシン受容体拮抗薬、がアルツハイマーに効く可能性

まだマウスの実験ですが、血圧降下剤のうちレニンアンジオテンシン系を阻害する薬(RA遮断薬)、ACE阻害剤とアンジオテンシン受容体拮抗剤(ARB)が効く可能性があることをが示されました。アルツハイマー患者からアンジオテンシン受容体の信号伝達が促進されている変異が見つかっており、その信号異常をRA遮断薬が抑制することがマウスの実験で示されました。

一方人でも、前向きコホート試験で、ARBを使用している高齢者は、ほかの心血管疾患治療薬やACE阻害薬の使用者に比べ、アルツハイマー病(AD)と認知症の発症・進行のリスクが低いことが報告されています(BMJ誌電子版、2010年1月12日)。約80万人を対象とした研究で、既にADと診断されていた患者は1万2574人で、476人がARB、3227人がACE阻害剤、8871人が他の薬を使用していました。

上記の情報の完全な整合性はありませんが、血圧制御において重要な役割を演じているアンジオテンシンが、ADにも関与しているというのは大変興味深い知見であり、今後のAD治療に役立ってくるのを願っています。





posted by 健康アドバイザー at 20:28 | Comment(0) | アルツハイマー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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